2017年5月16日火曜日

平成23年当時の茅ヶ崎市の状況 その4

教育委員会への請願は何も爪あとを残すことができず。市議会への陳情は平成23年6月定例会の総務常任委員会にて審議され、継続審議となりました。

当時の学校教育指導課長の答弁で、「湘南地域の一つの茅ヶ崎市として、特別な配慮を必要とする児童・生徒をできるだけ通常級で他の子供たちと一緒に育てていく考えがあり、それが学校や保護者にも支持されて、その後、長い間、増設という方向に進んでいなかったのが現状である。しかし、茅ヶ崎市として、増設を行わない方針であるかのような誤解を招くことのないように、昨年より拠点校方式という名称は差し控えている。」とありますが、個人的な主観に基づく答弁かと思います。

現行の制度の条件下では特別支援学級で学ぶことが適当と思われる児童生徒について、茅ヶ崎市が普通級で一緒に育てていくために必要な特別な対応を何かしているのであれば、私もこのような陳情は行わず、むしろ「茅ヶ崎市の公立小中学校から特別支援学級をなくす陳情」をして、市内の全校から特別支援学級をなくしてみんなが同じ教室でともに学び合う環境を実現して欲しいと思ったことでしょう。

ですが、私が知る限り、茅ヶ崎市にそのような施策は何もありません。個人的に統合教育に理解のある先生は大勢いらっしゃるものと信じていますが、制度的に「特別な配慮を必要とする児童・生徒をできるだけ通常級で他の子供たちと一緒に育てていく」具体策が何かあるのであればどなたか教えていただきたいものです。

役所の悪いところで、何とか自分たちを正当化しようとしてとんでもないことを言い出すことがあります。悪いところは率直に謝る、反省すべきは反省するというのは大人でもとても大切だと思います。

なお、この陳情は当時のタウンニュースでも取り上げていただきました。こういう問題がある、ということを知ってもらうだけでも意味があると思うので、本当に感謝しています。

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